◎この法案はロシアで施行されている法律に近い内容になる可能性がある。
ジョージア政府は4日、LGBTQ+(性的少数者)の権利を抑制する法案を国会に提出した。
与党・ジョージアの夢は▽公文書における性別表示の変更▽同性カップルによる養子縁組▽集会や教育機関における同性関係の公的承認▽メディアにおける同性関係の描写を禁じたいとしている。
ジョージアの夢は法案の採決時期を明らかにしていない。
この法案はロシアで施行されている法律に近い内容になる可能性がある。
ロシア当局は▽非伝統的な性的関係▽性別を肯定する医療ケア▽公文書における性別の変更を禁じてきた。
さらにロシアの最高裁判所はLGBTQ+の権利保護を訴える団体などを過激派組織に指定。その活動を事実上非合法化した。
ジョージアの夢が提出した物議を醸す外国エージェント法案は今週、国会議長の署名を経て成立した。
ズラビシュヴィリ(Salome Zurabishvili)大統領は最後まで法案への署名を拒否したが、これにより通称「ロシア法」は成立・施行される運びとなった。