◎選管は3月20日に選挙結果を認定したが、対立2候補は憲法裁判所に異議を申し立て、再選挙を求めていた。
インドネシアの選挙管理委員会が2月に行われた大統領選の結果を確定させ、スビアント(Prabowo Subianto)国防相の大統領就任が決まった。現地メディアが24日に報じた。
大統領選の得票率はスビアント氏が58.6%、前ジャカルタ州知事のバスウェダン(Anies Baswedan)氏が24.9%、前ジャワ州知事のプラノウォ(Ganjar Pranowo)氏が16.5%であった。
地元メディアによると、首都ジャカルタの選管本部とその周辺には4200人以上の警察官と陸軍兵士が配備されたという。
スビアント氏と次期副大統領であるギブラン(Gibran Rakabuming Raka)氏は支持者に手を振りながら本部に入った。
スビアント氏は演説の中で、「選挙は終わった。厳しい戦いであった」と強調した。
またスビアント氏はライバルの2候補を含む政治家たちと国民の福祉のために連携・協力し、「この国をより良くするために全力で働くと誓う」と述べた。
さらに、「貧困と汚職をなくすための努力は道半ばであり、必要な予算を確保し、全ての関係者と協力してジョコ政権が進めてきた取り組みを続ける」とした。
スビアント氏は10月に就任する。
選管は3月20日に選挙結果を認定したが、対立2候補は憲法裁判所に異議を申し立て、再選挙を求めていた。
憲法裁は今週、2候補の異議申し立てをすべて退けた。