◎土砂崩れは南スラウェシ州の複数の集落で13日未明から早朝にかけて発生した。
2024年4月16日/インドネシア・南スラウェシ郊外の集落(AP通信)

インドネシア・スラウェシ島の複数の集落で発生した土砂崩れについて、消防当局は16日、3歳女児とその母親の遺体を収容したと明らかにした。これで犠牲者は20人となった。

土砂崩れは南スラウェシ州の複数の集落で13日未明から早朝にかけて発生。少なくとも4軒の家屋が巻き込まれたと報告されている。

母子の遺体が見つかった集落では消防隊員、警察官、多くの住民が捜索に参加した。

消防によると、行方不明者の捜索はこれで終了し、復旧作業に移行する予定。自治体、陸軍、消防、警察が被害の規模を調査している。

母子の遺体は16日遅くに見つかった。地元テレビ局が報じた映像にはライトが照らされる中、遺体が入った袋を運ぶ隊員の姿が映っていた。

報道によると、南スラウェシ州の広い範囲でインターネットと電話がつながりにくい状態が続いているという。

南スラウェシ州にはタウタウと呼ばれる洞窟に埋葬された伝統的な家屋や木像など、多くの人気観光スポットがある。

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