◎事故はカフエ国立公園内で先月30日に発生。6人の観光客を乗せたサファリカーがゾウの体当たりを受け横転した。
アフリカゾウ(Getty Images/AFP通信)

アフリカ南部・ザンビアのカフエ国立公園でアフリカゾウが観光客を乗せたサファリカーに襲いかかり、80歳の米国人女性が死亡した。ツアーを運営する会社が4日、明らかにした。

それによると、事故はカフエ国立公園内で先月30日に発生。6人の観光客を乗せたサファリカーがゾウの体当たりを受け横転したという。

アフリカでサファリツアーを運営するウィルダネスは声明で、「80歳の米国人女性が死亡、他の5人も重軽傷を負った」と明らかにした。

それによると、興奮した体重5トンほどの雄ゾウがサファリカーの側面に突進してきたという。

ソーシャルメディアで共有された動画にはゾウが茂みの中から現れ、威嚇しながら撮影者に突っ込んでくる様子が映っていた。撮影者は「おいおい、やばいぞ」と叫んでいる。

ウィルダネスによると、別の女性観光客が重傷を負い、治療のため南アフリカの病院にヘリで搬送されたという。残り4人は軽傷だった。

カフエ国立公園はアフリカ最大級の動物保護区のひとつ。広さは約2万2400平方キロメートルで、アフリカゾウやクロサイ、ライオンなど、数百種類の野生動物が生息している。

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