◎デモに参加したトラック数十台が高速道路の一部車線を封鎖。警察に道路パトロールを強化するよう要求した。
メキシコ、首都メキシコシティ(Getty Images)

メキシコ・首都メキシコシティ郊外の高速道路で15日、トラック運転手たちが抗議デモを行い、武装強盗による運転手殺害が相次いでいることに抗議した。

デモに参加したトラック数十台が高速道路の一部車線を封鎖。警察に道路パトロールを強化するよう要求した。

このデモはトラック運転手などが加盟する労働組合が主催した。

労組は政府に意見書を提出し、武装強盗対策を早急に策定するよう求めている。

主催者の乗るトラックには「メキシコの高速道路は血で汚れている」と書かれた横断幕が掲げられた。

武装強盗は主に中部の高速道路でトラックを襲い、荷物を盗んだ後、運転手を解放することが多い。しかし、麻薬カルテルとのつながりが疑われる一部の過激なギャングは運転手を殺害し、トラックごと盗んでいるようだ。

地元メディアによると、盗まれたトラックは解体され、部品として販売されたり、海外に輸入されているという。

内務省は15日、関係労組と協議し、高速道路のパトロールを強化することで合意したと声明を出した。

また同省はメキシコシティの抗議デモが警察の許可なく行われたと批判。「行動を起こす前に協議すべきだ」と指摘した。

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