◎国営イラン通信(IRNA)は「数千万人が集会に参加した」と主張している。「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」
イラン全土で11日、イスラム革命45周年を記念する集会が開かれ、各地でイスラエル国旗と星条旗が燃やされた。
首都テヘランに集まった数千人のデモ隊は「イスラエルの死を」「米国に死を」「ユダヤ人を根絶やしにせよ」などと叫びながら行進。イスラエルの国旗と星条旗を燃やし、両国の首脳の写真を何度も踏みつけた。
国営イラン通信(IRNA)は「数千万人が集会に参加した」と主張している。「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」
テヘランの軍事パレードでは弾道ミサイル、衛星偵察機、ドローン、ロケットランチャー、その他様々なミサイルが展示され、多くの市民がSNS映えする写真を撮った。
空挺部隊はパレスチナ国旗を掲げながらパラシュート降下。喝采を浴びた。
式典を「シオニスト殲滅パーティー」と呼ぶライシ(Ebrahim Raisi)大統領を含む多くの政府高官が式典に出席した。
最高指導者ハメネイ(Ali Khamenei)師を崇拝するライシ氏はIRNAが放送したスピーチで「シオニスト政権を追放しろ」と国連に呼びかけた。
またライシ氏は「シオニストによるガザ空爆をできるだけ早く阻止しなければならない」と訴えた。
シオニスト殲滅パーティーにはイスラム革命防衛隊(IRGC)の司令官や司法長官なども出席。「イスラエルに死を」と叫ぶ群集に手を振り、歓声に応えた。