◎両国は東部と南部の1500キロにわたる前線で激戦を繰り広げているとみられる。
ウクライナ東部、ルガンスク人民共和国の戦闘員(Getty Images/AFP通信)

ロシアの占領下にあるウクライナ東部のドネツク人民共和国当局は4日、ウ軍が市内のパン屋を砲撃し、民間人少なくとも28人が死亡したと明らかにした。

それによると、砲撃は3日に報告され、子供1人を含む28人の死亡が確認されたという。

ウクライナ政府はこの件に関するコメントを出していない。

両国は東部と南部の1500キロにわたる前線で激戦を繰り広げているとみられる。

ウクライナ軍は砲弾不足を補うためにドローンを多用。ロシアもイラン製自爆ドローンを使って前線だけでなく住宅地やインフラを攻撃している。

ウクライナ軍参謀本部は4日、東部と南部の複数の地域が過去24時間でロシア軍による激しい攻撃にさらされたと報告した。

それによると、ロシア軍が奪還を目指す東部ドネツク州の要衝アウディーウカ周辺で戦闘が激化。ウ軍はバフムート、クピャンスク、リマン、ザポリージャでも守勢に回っているという。

一方、東部ドネツク州のウクライナ当局は4日、ロシア軍が住宅地を砲撃し、民間人少なくとも1人が死亡、2人が負傷したと報告した。

それによると、ロシア軍の砲弾が前線から30キロほどの民家に着弾したという。

北東部スムイ州政府もロシア軍による住宅地への砲撃を過去24時間で少なくとも16回確認したと報告している。

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