◎ヨルダンの米軍基地攻撃(米兵3人死亡)に対する報復空爆がイエメンで進行中である。
イエメン沖、紅海(Getty Images)

米国のオースティン(Lloyd Austin)国防長官は3日、紅海やアデン湾で商船などへの攻撃を続けるイエメンのシーア派武装勢力フーシへの空爆を開始したと発表した。

それによると、この空爆はフーシ派の戦闘力を低下させることを目的としており、数週間続く可能性があるという。

オースティン氏は声明で、「フーシ派が地下に造った武器貯蔵施設、ミサイルシステム、発射装置、防空システム、レーダーを標的にした」と明らかにした。

またオースティン氏はこの空爆について、「フーシ派が商船や軍艦への攻撃をやめなければ、さらなる結果を負うことになる」と警告した。

米英両軍は別の声明で、「オーストラリア、バーレーン、カナダ、デンマーク、オランダ、ニュージーランドの支援を得て、イエメンのフーシ派の標的に対する攻撃を開始した」と発表した。

両軍は声明の中で、「フーシ派が紅海を航行する商船などへの攻撃を続けていることに対応するため、イエメン国内の13カ所を攻撃対象とした」と述べている。

AP通信はホワイトハウス高官の話しとして、「ヨルダンの米軍基地攻撃(米兵3人死亡)に対する報復空爆がイエメンで進行中である」と伝えている。

米中央軍は2日、バイデン(Joe Biden)大統領の承認に基づき、シリア・イラクのイラン民兵拠点に対する攻撃を開始した。

イギリスのNGOシリア人権監視団は3日、シリア領内の少なくとも28カ所が空爆を受け、イラン民兵29人の死亡を確認したと明らかにした。

イラク軍はイラン民兵の戦闘員や衛生兵など16人が死亡したと報告している。

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