◎コンゴではボートの転覆・沈没事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。
コンゴ民主共和国の湖(Getty Images)

コンゴ民主共和国東部の湖でボートが転覆し、乗客50人の大半が死亡したとみられる。地元当局が29日、明らかにした。

それによると、事故は28日に発生。木造ボートが南キブ州郊外の湖で転覆し、10人が生存、3人の遺体が収用され、ボランティアが残り37人の捜索を続けている。

AP通信の取材に応じた南キブ州の当局者は「ボートにはセメントが20袋詰まれていたという情報がある」と語った。

コンゴではボートの転覆・沈没事故が多発しており、原因の多くが過積載や安全対策の不備とされる。

昨年1月の転覆事故では22人が死亡、4月には60人以上が行方不明になった。

南キブ州を含む東部地域では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。

これらの地域では自然災害や事故が発生しても救助活動はほとんど行われない。

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