◎西部ミチョアカン州は麻薬カルテル「ハリスコ新世代」と地元ギャングによる血生臭い抗争の舞台となっている。
メキシコ、北部チワワ州シウダー・フアレス(Christian Chavez/AP通信)

メキシコ陸軍と警察の合同部隊がドローン用の爆弾を製造する工場を捜索した。警察当局が18日、明らかにした。

それによると、合同部隊は西部ミチョアカン州郊外の工場を17日遅くに捜索したという。

工場の大きさは学校の体育館ほどで、コンピューター制御の旋盤などがあり、金属を加工した形跡が残っていた。

州検察によると、この工場ではアサルトライフルに取り付けるように設計されたグレネードランチャーや陸軍の軍服も製造していたという。

別の町でも似たような工場が見つかり、警察が捜査している。

ミチョアカン州は麻薬カルテル「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」と地元ギャングによる血生臭い抗争の舞台となっている。

ギャングは爆弾を投下するドローン、遠隔操作できる即席爆発装置(IED)、スナイパーライフル、自家製装甲車、手榴弾などを頻繁に使用する。

地元メディアによると、ギャングは高速道路に検問所を設置し、軍服を着て対立組織に急襲を仕掛けることもあるという。

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