◎イランは宿敵イスラエルとの「影の戦争」に勝利するため、核開発を推し進め、モサドのスパイを処刑してきた。
2021年9月18日/イエメン、首都サヌア、銃殺刑に処された男性を検死する医師とフーシ派の戦闘員(AP通信)

イラン当局がイスラエルの対外諜報機関モサドとの関係が疑われる4人を処刑した。国営イラン通信(IRNA)が29日に報じた。

それによると、男性3人と女性1人は29日朝に死刑に処されたという。それ以上の詳細は明らかになっていない。

IRNAは関係者の話しとして、「4人は情報収集のために治安当局者を誘拐した罪に問われ、死刑を言い渡された」と伝えている。

また4人は治安当局の車やアパートに放火した容疑もかけられていたようだ。

IRNAによると、この4人と一緒に行動していた数人には禁固10年が言い渡されたという。裁判がいつどこで行われたかは不明である。

イスラエル軍は先週、シリアの首都ダマスカス近郊を空爆し、イラン革命防衛隊(IRGC)の高官を殺害した。

イランは宿敵イスラエルとの「影の戦争」に勝利するため、核開発を推し進め、モサドのスパイを処刑してきた。

イランは今月初め、モサドのスパイとみられる男性を処刑したとされる。1月には英秘密情報部(SIS)とのつながりが疑われる男性が絞首刑に処された。

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