◎死亡したのは20~30代の男性5人。
2022年11月2日/ヨルダン川西岸地区の検問所、周囲を警戒するイスラエル兵(Mahmoud Illean/AP通信)

イスラエル軍は17日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区でドローンによる空爆を行い、パレスチナ人5人を殺害した。

パレスチナ通信(WAFA)によると、死亡した5人のうち2人はドローン空爆で、残り3人はイスラエル陸軍の地上作戦で死亡したという。

WAFAは目撃者の話しとして、「建物が突然爆発、倒壊し、その後、イスラエル兵が乗り込んできた」と伝えている。

保健当局によると、死亡したのは20~30代の男性5人。

ヨルダン川西岸では16日にも銃撃戦が少なくとも2件報告され、パレスチナ人2人の死亡が確認されている。

イスラエル軍の報道官は声明で、「爆発物を所持するテロリストを空爆、殺害し、さらに別のエリアでは戦闘機による空爆も実施した」と明らかにした。

WAFAによると、イスラエル軍の地上部隊は空爆後、現場に向かう救急車も取り締まり、救急隊員1人を逮捕したという。

さらにイスラエル軍は戦車とブルドーザーを使ってテロ組織の拠点を解体したとされる。

イスラエル軍とガザ地区のイスラム組織ハマスの戦闘は10週目に突入。パレスチナ側の死者は1万9000人近くに達した。

パレスチナ保健省によると、ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプにおけるイスラエル軍の数日前の取り締まりで負傷したパレスチナ人男性が17日に死亡したという。

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