◎2人は両手を上げた状態からうつ伏せになるよう命じられ、その後、射殺されたとみられる。
ウクライナの検察当局は3日、ロシア軍部隊が降伏したウクライナ兵2人を射殺したとされる動画がソーシャルメディアで拡散したことについて、捜査を進めていると明らかにした。
テレグラムなどで拡散した動画には、ロシア軍部隊とみられる集団とウクライナ兵に見える降伏した兵士2人が映っている。
2人は両手を上げた状態からうつ伏せになるよう命じられ、その後、射殺されたとみられる。この動画が撮影された場所と日時は不明である。
ウクライナ軍の報道官は声明で、「オンライン上で拡散した動画は本物であり、検察庁が捜査を開始した」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
国営メディアは関係者の話しとして、「動画は東部ドネツク州アウディーウカで撮影されたものとみられる」と伝えている。
ロシア国防省はこの動画に関する声明を出していない。
ウ軍の報道官は声明の中で、「ロシア軍の制服を着た集団はうつ伏せになったウクライナ兵2人に銃弾を複数発撃ち込み、処刑した」と述べている。