◎2人はブルガリアでひまわり油を購入し、着色料を加えてエキストラバージンオリーブオイルとして販売していた。
ギリシャ北部の都市テッサロニキで不純物の入ったひまわり油をオリーブオイルと偽って販売したとされる親子が逮捕された。警察当局が2日、明らかにした。
それによると、警察は1日、テッサロニキ郊外の倉庫を家宅捜索し、13トン以上のひまわり油を押収。80歳の父親と36歳の息子を逮捕したという。
2人はブルガリアでひまわり油を購入し、着色料を加えてエキストラバージンオリーブオイルとして販売していた。
一部はブルガリア、残りはギリシャ国内で販売していたようだ。
2人は取り調べを受けた後、保釈された。当局はオイルに使われた着色料を調べるために、サンプルを専門機関に送った。
今年の猛暑はオリーブの生産に打撃を与えた。5リットル缶の平均取引価格は昨年の2倍以上、57ユーロとなっている。
オリーブオイルをめぐっては、ギャングがオイルや収穫前のオリーブを盗む事件が報告されている。