◎デモ隊は在キューバ・米国大使館前を通過し、中心部の広場まで行進した。
キューバのディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)大統領率いる数千人のデモ隊が首都ハバナを行進、パレスチナ人との連帯を示し、イスラエルと米国を非難した。
国営テレビによると、このデモにはディアスカネル氏、首相、外相ら主要指導者が参加し、数千人がシュプレヒコールを上げたという。
デモ隊は在キューバ・米国大使館前を通過し、中心部の広場まで行進した。報道によると、協力プログラムの一環としてハバナに滞在していたパレスチナの医学生も参加したという。
AP通信の取材に応じた男性は「米国はイスラエル軍の侵略を容認している」と非難した。「米国はこの侵略戦争を簡単に止めることができます。イスラエルを滅ぼせばいい...」
別の学生はAPに「私たちは全てのパレスチナ人を支援し、このおぞましい大量虐殺で家族や愛する人を失った人々の痛みを感じている」と述べた。
ディアスカネル氏はフェイスブックに声明を投稿。「キューバは停戦とパレスチナの完全な自由を求める」と表明した。
パレスチナ側ではイスラエル軍の空爆と地上侵攻により1万3300人以上が死亡。イスラエル側では少なくとも1200人が死亡している。
ディアスカネル氏が親パレスチナ集会に参加したのは2回目。ハバナの中心部にある広場の記念碑近くにはパレスチナの国旗が掲げられた。