◎集会の主催者はイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃に米国が関与していると主張した。
2019年2月11日/イラン、首都テヘラン、星条旗を燃やす人々(Getty Images)

イランの首都テヘランで4日、1979年の米大使館占拠事件を記念する集会が開かれ、数千人が参加した。

群衆は「米国に死を、イスラエルに死を」と連呼し、星条旗とイスラエルの国旗を燃やした。

国営イラン通信(IRNA)によると、集会の主催者はイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃に米国が関与していると主張したという。「ワシントンD.C.の大悪魔がガザ地区を焦土に変えたのだ...」

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘は4週目に突入。イスラエル側では少なくとも1400人が死亡、240人以上が人質となった。

パレスチナ側の死者は1万人近くに達している。

デモ隊はテヘランの旧米大使館前に集まり、星条旗を踏みつけ、燃やし、唾を吐き、イスラエルの国旗も焼き払った。

あるデモグループはイスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とバイデン(Joe Biden)米大統領の写真を踏みつけ、唾を吐きかけた。

別のデモグループは米国を「大悪魔」「虐殺王」と呼ぶ横断幕を掲げた。

壇上の横断幕にはこう書かれた。「我々は米国を踏みつける」

集会に参加した国民議会(一院制、定数290)の議長は演説で、米国のイスラエル支援・支持を糾弾した。「米国はイスラエル軍による未曽有の大量虐殺を支援しています...」

デモはテヘラン中心部の広場から始まった。IRNAによると、デモ隊は広場から旧米大使館敷地まで約2キロ行進したという。他の都市でも同様の集会が開かれたようだ。

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