◎デモ隊はイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への空爆を非難し、米国を「侵略者支援国家」と呼んだ。
パキスタンの首都イスラマバードで親パレスチナ集会が開かれ、数千人が参加した。
デモ隊はイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への空爆を非難し、米国を「侵略者支援国家」と呼んだ。
集会を主催した原理主義政党ジャマーアテ・イスラーミーは当初、市内の外交官居住区にある在米国大使館へのデモ行進を予定していた。
しかし、警察はこれを許可せず、同党は別の大通りで集会を開催。警察は28日夜にデモ隊の野営地を撤去し、数十人を拘束した。
在米国大使館はイスラマバード周辺で暴力の可能性が高まっているとして、米市民に対し不要不急の外出を控えるよう勧告した。
ジャマーアテ・イスラーミーの支持者たちはパレスチナの国旗を掲げ、イスラエルと米国を非難しながら行進した。
同党の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「医薬品や救援物資を送るだけでは十分ではない。イスラム世界の指導者たちはガザのために立ち上がり、米国の奴隷ではなく、神の意志に従う必要がある」と書き込んだ。
また報道官は「パキスタン人はパレスチナが領土を取り戻すまで声を上げ続けるだろう」と述べた。
別の野党も南西部バルチスタン州クエッタで反イスラエル集会を開き、ガザ住民への支援と連帯を表明した。