◎ギリシャは中東・アフリカ・アジアの紛争地から逃れた移民の目的地のひとつであり、年間数万人が船や陸路で亡命を試みている。
ギリシャ近海、亡命希望者たち(Getty Images)

ギリシャの沿岸警備隊がエーゲ海東部で移民76人を救助した。現地メディアが21日に報じた。

ギリシャは中東・アフリカ・アジアの紛争地から逃れた移民の目的地のひとつであり、年間数万人が船や陸路で亡命を試みている。

沿岸警備隊はこの週末にも移民200人近くを地中海で救助している。

同隊の声明によると、巡視艇は21日、レスボス島沖を漂流していた船から移民40人を救助。別の海域で36人を救助した直後だった。

76人はレスボス島の移民センターに移送された。

国連によると、今年これまでに陸路と海路でギリシャにたどり着いた移民は約1万4000人。これは地中海横断に成功した総数の10分の1に満たず、そのほとんど(約10万4000人)がイタリアに到着している。

2022年通年のギリシャへの入国者数は1万9000人だった。そのほとんどが中東とアフリカの移民であった。

地中海はこの時期、水温が高く、イタリアやギリシャを目指す多くの移民が北アフリカやトルコからボートで出港する。

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