◎土砂崩れはウッタラカンド州郊外の山間部にあるヒンズー教寺院のベースキャンプで3日遅くに発生した。
2022年4月16日/インド、北部ウッタルプラデシュ州郊外(AP通信)

インド北部ウッタラカンド州のヒンズー教寺院近くで大雨による土砂崩れが発生し、少なくとも3人が死亡、17人が行方不明になっている。地元当局が5日、明らかにした。

それによると、土砂崩れは同州郊外の山間部にあるヒンズー教寺院のベースキャンプで3日遅くに発生。そこで寝泊まりしていた市民少なくとも3人が死亡、17人が行方不明となり、救助隊が捜索活動に当たっている。

州当局は声明で、「ベースキャンプ近くの丘の一部が大雨によって崩落し、土砂が流出した」と述べている。

ソーシャルメディアで共有された写真には、ベースキャンプ近くの道路や店舗に流れ込んだ土をかき出す人々が写っていた。

報道によると、救助隊はベースキャンプの捜索活動を5日に再開したものの、大雨の影響で思うように進んでいないという。

今回被害を受けたヒンズー教寺院には毎年数万人の巡礼者が訪れる。

気象台によると、ウッタラカンド州を含む北部地域では2日から大雨となっているものの、多くの巡礼者が寺院を訪れているという。

今年巡礼に参加するヒンズー教徒は100万人以上と予想されている。巡礼は11月中旬まで続く。

ウッタラカンド州で2013年に発生した洪水・土砂崩れでは6000人以上が死亡または行方不明となり、多くの寺院と巡礼路も被害を受けた。

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