◎19日の暴風雨ではクロアチアで4人、スロベニアで1人、ボスニアで1人の計6人が死亡した。
今週2度目の暴風雨がバルカン半島を襲い、セルビアで少なくとも3人が死亡した。地元メディアが22日に報じた。
それによると、バルカン半島沖で発生した新たな前線はまずスロベニアに大雨をもたらし、その後、クロアチア、セルビア、ボスニアに拡大したという。
セルビア当局は複数の地域で民家や車が被害を受け、多くの配電線が倒木により断線したと報告している。
19日の暴風雨ではクロアチアで4人、スロベニアで1人、ボスニアで1人の計6人が死亡した。
セルビア北部の都市ノビサドでは22日、12歳の子供が路上で死亡しているのが発見された。死因は明らかにされていないが、一部のメディアは落雷もしくは断線した配電線に触れ、感電死した可能性があると伝えている。
ノビサドは大きな被害を受けた地域のひとつであり、強風で公営施設の屋根が吹き飛ばされた。
セルビア北東部の集落では落雷による民家火災が発生し、女性1人が死亡した。北西部の集落では自宅の門に落下した配電線を取り除こうとした男性が死亡したと伝えられている。
クロアチアでは複数地点で道路が冠水し、大渋滞が発生。消防・警察・自治体は被害を最小限に抑えるために奔走した。