◎ネタニヤフ氏は北部の避暑地で過ごした際、帽子をかぶらず、水もあまり飲まずに過ごし、体調を崩した。
熱中症対策を怠り体調を崩したイスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相が16日、入院していた病院から退院した。
ネタニヤフ氏は前日、軽いめまいを感じ、首都テルアビブの医療センターに緊急搬送され、一晩入院した。
首相府によると、ネタニヤフ氏は対応に当たった医師や看護師らに謝意を伝え、16日昼過ぎに退院したという。
同医療センターは16日、心臓の血管系を含む一連の検査の結果、ネタニヤフ氏の状態は「良好」であると声明を出した。
それによると、ネタニヤフ氏の専属医は心臓の状態を常に確認できるよう、皮下にホルター(埋込型の心電計)を埋め込んだという。
同医療センターはこの処置について、「首相の日々の体調を確認するもの」と説明しているが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
ネタニヤフ氏は前日、北部の避暑地で過ごした際、帽子をかぶらず、水もあまり飲まずに過ごし、体調を崩した。検査の結果、軽い脱水症状と診断された。
ネタニヤフ氏は入院後にSNSを更新。「太陽の下で帽子をかぶらず、水を飲まないのは間違いだった」と笑顔で語っていた。「熱中症対策を徹底することが重要だと痛感しています...」
イスラエルは猛暑の真っただ中にあり、エルサレムやテルアビブの最高気温は連日30℃台半ばを記録している。