◎パラグアイは台湾と公式の外交関係を結ぶ数少ない国のひとつである。
パラグアイ、与党コロラド党のペニャ次期大統領(中央)(Getty Images)

パラグアイの次期大統領であるペニャ(Santiago Peña)氏が11日、台湾の首都・台北に到着した。

ペニャ氏は今年5月の大統領選に与党コロラド党から出馬し勝利。来月就任する予定である。

報道によると、ペニャ氏は来年1月の総統選の候補である頼清徳(William Lai)副総統ら政界のトップと会談する予定だという。

ペニャ氏は選挙期間中、台湾との外交関係を維持すると約束していた。

パラグアイは台湾と公式の外交関係を結ぶ数少ない国のひとつである。南米で台湾を承認している国はパラグアイのみだ。

中国は2016年に蔡英文(Tsai Ing-wen)総統が就任して以来、台湾と国交を結ぶ国へのキャンペーンを強化し、インフラへの投資を提案するなどして台湾との関係を断ち切るよう迫ってきた。

中国は今年、中米ホンジュラスを動かすことに成功した。

ペニャ氏は台北の空港に到着した際、記者団に「これからの5年間について、より緊密な関係を築くために協議したい」と語った。

今回の訪台には次期外相や財務相も同行している。

ペニャ氏は12日に予定されている両国の国交樹立66周年を祝う式典に出席する予定だ。

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