◎火災は南部アレキパの郊外にある金鉱山で6日に発生した。
ペルー、南部アレキパの金鉱山(Getty Images)

ペルー当局は7日、南部アレキパの金鉱山で火災が発生し、少なくとも27人が死亡したと発表した。

地元当局によると、これまでに2人を救助したものの、これ以上生存者が見つかる可能性は低いという。

27人の死因は明らかにされていない。一部の地元メディアは一酸化炭素中毒と伝えている。

火災はアレキパの郊外にある金鉱山で6日に発生した。地元メディアによると、自治体の関係者など約30人が現地入りし、対応を協議しているという。消火活動は行われていないようだ。

ソーシャルメディアで共有された動画には丘陵地にある施設から煙が噴き出すところが映っていた。

地元メディアは関係者の話しとして、「火災発生時、鉱夫たちは地下80~100m付近で作業していた」と伝えている。

火元は明らかになっていない。

アレキパの自治体は声明で、「現場から最も近い町には車で数時間かかり、消火・救助活動に苦慮している」と説明した。

イタリア紙レプブリカ(La Repubblica)によると、鉱夫の親族とみられる人々が金鉱山の入り口に到着したものの、立ち入りを拒否されたという。

鉱山の所有者はまだ声明を出していない。

ペルーは年間100トン以上の金を産出している。これは世界の年間供給量の約4%に相当する。

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