◎アゼル政府は先月、首都バクーのイラン外交官4人を追放した。
国営イラン通信(IRNA)は5日、イラン政府が駐アゼルバイジャン外交官4人を追放したと報じた。
IRNAによると、イラン外務省は4人をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定したという。
4人は在イラン・アゼル大使館と北西部の都市タブリーズの領事館に勤務していたと伝えられているが、それ以上の詳細は明らかになっていない。
アゼル政府は先月、首都バクーのイラン外交官4人を追放した。
イランとアゼルの関係は長い間冷え切っていたが、今年1月に首都テヘランのアゼル大使館で発生した銃乱射事件(1人死亡、2人負傷)により、急速に悪化した。
アゼル政府はイランがアゼルのイスラム強硬派を支援し、国家転覆を企てていると非難。イランはこの主張を否定している。
アゼルは今年3月にイスラエル大使館を開設し、イランの怒りを煽った。イラン政府はアゼルとイスラエルの関係改善に繰り返し反対を表明している。
イランとアゼルは全長約432kmの国境を共有している。