◎警察は2人をテロ容疑で逮捕したとしているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
ギリシャの警察当局は28日、首都アテネ中心部にあるユダヤ料理店の襲撃を計画したとされる男2人を逮捕したと発表した。
当局によると、2人は料理店の利用者を死に至らしめるテロ攻撃を画策していたという。
警察は2人をテロ容疑で逮捕したとしているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
国営ラジオ・テレビERTによると、警察は2人をアテネの警察本部に連行し、国外にいる3人目の男を指名手配したという。
AP通信は政府関係者の話を引用し、逮捕された2人はパキスタン出身と報じている。
それによると、2人はいずれも隣国トルコからギリシャに不法入国し、少なくとも4カ月は滞在していたという。警察は捜査の一環として、アテネを含む複数の都市で捜索を行ったとされる。
警察は声明の中で、「（警察の）対テロ部門と国家情報局が外国の情報機関の支援を受け、2人を逮捕した」と述べている。
また警察は「2人の計画は民間人の命だけでなく、ギリシャの国家安全保障に深刻な被害をもたらす可能性があった」と指摘した。
SNSにはユダヤ料理店が狙われたことについて、「イスラエルの右派政権の強硬政策がユダヤ人に対するヘイトクライムや暴力を助長している」という意見が多数寄せられている。
