◎西部の港湾都市リエカの地元当局は19日早朝、機雷爆破の開始を告げるサイレンを鳴らした。
2022年7月26日/クロアチア本土とペリェシャツ半島を結ぶペリェシャツ大橋(AP通信/Getty Images)

クロアチア当局は19日、アドリア海北部の主要港付近の海底に埋まっていた第二次世界大戦時の対艦機雷を除去した。

機雷は水中に設置され、艦船が接近または接触したときに自動または遠隔操作により爆発する兵器である。

西部の港湾都市リエカの地元当局は19日早朝、機雷爆破の開始を告げるサイレンを鳴らした。

クロアチア国営放送(HRT)によると、機雷の重量は約690kg。除去には専用の爆薬が使用され、市民の安全を確保するために、港の一部地域に避難命令が出たという。

この機雷は昨年6月に発見されたが、市街地に近すぎたため、海軍が遠方に移動させた。

警察が公開したビデオには海底に沈む機雷とその周辺で作業に当たるダイバーの姿が。別のビデオには遠くで大きな爆発が起こし、海水が空高く噴き上げる様子が映っていた。

地元警察の報道官はHRTのインタビューで、「爆破除去は慎重に慎重を重ねて行われた」と述べた。それによると、19日の爆薬設置作業には海軍のダイバー24人が参加し、港の周辺には巡視艇などが配備され、そこに通じる交通機関の運行もすべて停止されたという。

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