◎コンテナ船はリトアニアからラトビアに向かう途中で火災を起こした。
ラトビア当局は22日、沖合でオランダ船籍のコンテナ船が火災を起こしたと発表した。
国営ラトビア通信(LETA)などによると、コンテナ船はリトアニアからラトビアに向かう途中で火災を起こしたという。
乗組員15人は近海を航行していた船舶に救助された。
コンテナ船「エスケープ」の所有者であるオランダの企業JRシッピングは声明で、「エンジンルームから出火したと報告を受けている」と明らかにした。
同社は「船長は火の勢いが強く消火は不可能と判断し、乗組員を退避させた」と述べている。「エスケープの船員15人は全員、近海を航行していた船舶に無事乗船しました...」
出火の原因は不明。JRシッピングによると、エスケープ号は22日午後の時点で延焼中。サルベージ会社と契約を結び、必要な措置を講ずるとした。
LETAは関係者の話を引用し、「エスケープ号は沈没する可能性が高い」と報じている。
JRシッピングの広報担当はAP通信の取材に対し、「エスケープ号の貨物の中に危険物(化学物質など)が含まれているかどうかは現時点では確認できず、調査を進めている」と述べた。
LETAによると、消火機能を有す大型タグボート2隻が現地に向かっているという。ラトビア政府は事故に関する声明を出していない。
LETAによると、エスケープ号の全長は168m、総重量は1万7000トン。