◎FIFAは規則の中で、「加盟国の協会は法的および政治的な干渉を受けてはならない」と定めている。
サッカーチュニジア代表(ロイター通信)

国際サッカー連盟(FIFA)は30日、チュニジアサッカー連盟(TFF)に対し、政府による組織への干渉が確認された場合、カタールW杯から追放する可能性があると警告した。

チュニジアは北アフリカ代表として6度目のワールドカップ出場を決めている。グループはD。11月22日の開幕戦で前回王者のフランスと対戦し、その後オーストラリアおよびデンマークと上位を争う。

FIFAは今週初め、チュニジアのスポーツ相が政府関連機関の一部を解散させると脅したことなどを受け、TFTに懸念を伝える書簡を送った。

FIFAは規則の中で、「加盟国の協会は法的および政治的な干渉を受けてはならない」と定めている。

ケニアとジンバブエはこの規則に違反したとして、加盟停止処分を受けている。インドも今年8月、同じ理由で一時的に停止処分を受けた。

FIFAはロイター通信の取材に対し、書簡を送ったと認めたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。TFTも声明を発表していない。

FIFAはTFTに対し、三権の影響を受けることなく独立して行動するよう要請したものとみられる。

FIFAは規則の中で、「これに従わない場合、規則に基づき、関連する協会の活動停止を含む罰則を課す可能性がある」としている。

チュニジア代表はグループステージを突破したことはない。前回のロシア大会ではパナマを2-1で破り、ワールドカップ2勝目、1978年以来となる勝利を記録した。

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