◎容疑者は現地時間9時頃に校内に侵入し、銃を乱射した。
.jpg)
米当局は24日、ミズーリ州セントルイスの高校で銃乱射事件が発生し、容疑者を含む少なくとも3人が死亡、7人が負傷したと発表した。
州警察によると、事件が発生したのは「セントラルビジュラル&パフォーミングアーツ高校(Central Visual & Performing Arts High School)」の校内。
容疑者は現地時間9時頃に校内に侵入し、銃を乱射したという。
現地メディアは目撃者の話を引用し、「容疑者の銃が弾詰まりを起こし、多くの生徒が助かった」と報じている。
警察によると、容疑者は19歳。同校の元生徒で、警察官と銃撃戦を繰り広げ、射殺されたという。身元は明らかにされていない。動機も不明である。
AP通信によると、同校の生徒数は約400人。
警察の報道官は地元メディアのインタビューで、「校内で10代の少女1人の死亡が確認され、女性1人が病院で死亡した」と説明した。
地元メディアによると、負傷した7人(女子3人、男子4人)の命に別状はないという。
セントルイス警察のサック(Michael Sack)本部長は記者団に対し、「生徒たちは警官の到着前に校外に退避ていた」と説明した。
容疑者はショットガンもしくはアサルトライフルとみられる「長い銃」を所持していたと報じられている。
サック氏は、「容疑者は弾丸数百発を所持していた」と明らかにした。
地元のニュース局KMOVはある学生の証言を引用し、「容疑者は死ぬ準備はできたか?と警告した」と報じている。
州警察によると、容疑者に犯罪歴はなく、監視の対処にもなっていなかったという。
犠牲者の1人は61歳の女性教師と確認されている。地元紙は家族の話を引用し、「母は生徒を守って死んだ」と報じている。女性は7児の母だった。
AP通信によると、今年米国の学校で発生した銃乱射事件はこれで35件となり、少なくとも31人が死亡または負傷したという。
昨年11月にミシガン州の高校で発生した銃乱射事件では、10代の生徒がテロ行為や第1級殺人を含む24件の罪に問われている。
米国で今年発生した大量殺人は先週の時点で25件に達した。FBI(連邦捜査局)は犯人を除く4人以上が殺害された事件を大量殺人と定義している。
.jpg)