◎今年の軍事パレードは77年前に終結したナチスとの戦いを称えるだけでなく、ウクライナとの戦争に焦点を当てた式典になる。
ロシア軍は7日、対独戦勝記念軍事パレードのリハーサルを首都モスクワの赤の広場で行った。
ロシアは5月9日の記念日までにウクライナ南東部の港湾都市マリウポリを完全制圧したいと考えているとみられる。ウクライナ政府はマリウポリで何かしらの式典が行われる可能性があると警告している。
今年の軍事パレードは77年前に終結したナチスとの戦いを称えるだけでなく、ウクライナとの戦争に焦点を当てた式典になる。
2月24日の開戦以降、ロシア全土に軍を称える看板や標識が設置され、検閲されたテレビとソーシャルメディアは親ロシアのシンボル「Z」で埋め尽くされた。
リハーサルには大陸間弾道ミサイル(ICBM)、戦車、自走砲などが登場し、上空を戦闘機やヘリコプターが飛び交った。
一方、アゾフスタリ製鉄所の民間人避難は大きく前進した。
ウクライナのベレシチューク(Iryna Vereshchuk)副首相は7日、製鉄所から高齢者や子供を含む民間人が全員退避したとSNSに投稿した。
国連は避難活動の詳細を明らかにしていないが、人々はドネツク州の西に位置するザポリージャに避難したものと思われる。