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米国、メキシコ・アボカド生産拠点での活動を一部再開

米政府は5日、米国の利益に対する脅威を理由にミチョアカン州での活動を停止した。
メキシコ産アボカド(Getty Images)

米政府は7日、メキシコ最大のアボカド生産地であるミチョアカン州で停止していた政府関連活動を、一部地域で再開すると発表した。米大使館によると、州内の主要なアボカド生産地「アボカドベルト」の一部の町で、8日から活動を再開する。メキシコ政府が安全確保に向けた措置を講じたことや、現地の治安状況について両国が継続的に協議していることを踏まえた判断だという。一方、全面的な再開時期については明らかにしていない。

米政府は5日、米国の利益に対する脅威を理由にミチョアカン州での活動を停止した。これに伴い、メキシコ産アボカドを米国へ輸出する際に必要となる検査も中断され、最大の生産地域から米国への出荷に遅れが生じる可能性が浮上した。ミチョアカン州は米国市場にとって重要な供給地であり、今回の措置は両国の農産物流通に影響を及ぼす懸念を呼んでいた。

停止を巡っては、ミチョアカン州当局が、麻薬カルテルの首領の逮捕後に発生した暴力事件が、米側の警戒を招いた可能性があると説明した。また、米農務省の検査官が脅迫を受けたとの未確認情報も出ていた。メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は検査官の安全を確保するため、米大使館と連携していると表明し、州内に1500人以上の兵士と国家警備隊員を派遣した。

メキシコのアボカド業界は既存在庫や輸送中の商品によって米国の需要は当面満たせるとしており、短期的な販売への影響は限定的との見方を示している。ただ、ミチョアカン州では過去にも米農務省職員を巡る安全上の問題から、2022年と2024年に検査が一時停止された経緯がある。

今回の一部再開は事態の緩和を示すものだが、米政府は今後も現地の治安状況を評価しながら活動を調整する方針で、メキシコの治安対策が安定的な輸出を維持できるかが焦点となる。

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