◎グアナフアト州はメキシコで最も治安の悪い州のひとつであり、同国№2の麻薬カルテル「ハリスコ新世代」を含む複数のカルテルとギャングが縄張り争いを繰り広げている。
2020年7月1日/メキシコ、中部グアナフアト州の州兵(Getty Images/AFP通信)

メキシコの警察当局は15日、中部グアナフアト州のリゾート地で武装集団が銃を乱射し、7歳の子供を含む7人を射殺したと発表した。

市当局によると、事件は15日の正午過ぎ(現地時間)に同州コンタサルのプール施設で発生。子供1人、女性3人、男性3人が死亡し、1人が重傷を負った。

武装集団は襲撃後、監視カメラを奪って逃亡した。

ソーシャルメディアで共有された動画には、水着姿の男女数人が泣き叫びながら走り回る様子が映っていた。

地元メディアによると、陸軍と警察が容疑者を追跡している。

警察は亡くなった7人の身元を明らかにしておらず、武装集団の詳細も不明。一部の地元メディアは「犠牲者の中に麻薬カルテルとつながりのある女性がいる」と伝えている。

グアナフアト州はメキシコで最も治安の悪い州のひとつであり、同国№2の麻薬カルテル「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」を含む複数のカルテルとギャングが縄張り争いを繰り広げている。

地元メディアによると、同州では世界最大の麻薬組織「シナロアカルテル(Sinaloa Cartel)」の支援を受けるギャングがハリスコ新世代とつながりのある個人や組織を標的にしているという。

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