ハイチ警察、行方不明のエルサルバドル人技術者4人が乗っていた車両を発見、ギャング支配地域で捜索継続
ハイチではギャングによる暴力が拡大し、治安部隊との戦闘が激化している。
-scaled.jpg)
ハイチ国家警察は3日深夜、首都ポルトープランス近郊のギャング支配地域で、10月18日に襲撃を受けた車両の焼け跡を発見したと発表した。ただし、行方不明になっているエルサルバドル人航空技術者4人の所在は分かっておらず、捜索が続いている。
警察によると、車両が見つかったのはポルトープランス北東部の地区。発見時、車両は焼け焦げた状態だった。11月2日未明に行われた作戦には、ハイチ警察、国連のギャング制圧部隊(GSF)、エルサルバドル軍が参加した。現場では抵抗を受けなかったという。
4人は10月18日、装甲車両で移動中に武装ギャングの襲撃を受けた。車両は爆発物や銃撃によって炎上し、4人は脱出した後に行方が分からなくなった。事件を受け、エルサルバドルのブケレ(Nayib Bukele)大統領は救出作戦を開始すると表明し、2000人以上の兵士をハイチに派遣した。
エルサルバドル軍の指揮権をめぐっては問題も浮上している。国連は同国部隊の大半がGSFの枠組み外で活動していると説明し、国際法の順守を求めた。ハイチのフィスエイム(Alix Didier Fils-Aimé)首相は3日、外国部隊はハイチ政府の指揮下にあり、国家機関に取って代わるものではないと強調した。一方、ブケレ氏は指揮系統について明確な説明をしていない。
ハイチではギャングによる暴力が拡大し、治安部隊との戦闘が激化している。武装ギャング「400マウォゾ」の指導者ウィルソン・ジョセフ(Wilson Joseph、通称:ランモ・サンジュ / Lanmò Sanjou)は2日、国連事務総長に書簡を送り、民間人の犠牲を懸念して対話の仲介を要請した。
4人の安否確認に加え、外国軍の活動とハイチ政府の統治権をめぐる問題も焦点となっている。
