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ハイチ、警察官4000人の訓練計画進む、ギャング支配に対抗し治安能力強化

ハイチでは首都ポルトープランスを中心に武装ギャングの活動が拡大し、警察による治安維持が大きな課題となっている。
2024年9月2日/ハイチ、首都ポルトープランス、ギャングを追跡する治安部隊(Getty Images)

ハイチ政府は27日、治安能力を強化するため進めている警察官4000人の訓練計画について、2000人以上が訓練を終え、目標の半分を超えたと明らかにした。ギャングによる暴力が長期化する中、国内の治安を自国の警察・治安機関で担える体制の整備を急いでいる。

フィスエイム(Alix Didier Fils-Aimé)首相は国連総会の演説で、4000人の警察官を育成する政府計画について説明し、すでに2000人以上が訓練を完了したと述べた。また、警察だけでなく軍の能力増強も進めており、これまでに1500人以上の新兵が訓練を終えたとしている。政府は今後3年間で、さらに1万5000人の兵士を訓練する計画も示している。

ハイチでは首都ポルトープランスを中心に武装ギャングの活動が拡大し、警察による治安維持が大きな課題となっている。国連の2026年の報告では、2025年11月末時点でハイチ国家警察の在籍者は1万3414人だったが、警察官の増員と訓練を進め、2027年第1四半期までに4000人を訓練することが目標として設定されている。

この計画では、単純な人数の増加だけでなく、女性警察官の採用も重視されている。国連の計画では、4000人の訓練対象者のうち少なくとも600人を女性とする目標が掲げられており、警察組織の規模とともに構成の改善も進める方針だ。

一方、国内の治安回復をめぐっては、国際支援も重要な位置を占めている。フィスエイム氏はギャング掃討を支援する国連部隊について、予定されている5500人規模の完全展開にはなお至っていないとして、部隊の任務更新と人員、装備、資金の確保を国際社会に求めた。

ハイチ政府は国連部隊に依存するだけでなく、自国の警察と軍を強化することで長期的な治安維持能力を確立する考えだ。警察官4000人の訓練計画が半ばに達したことは、その取り組みが進展していることを示す一方、ギャングの影響が続く国内で、訓練を終えた警察官を十分な装備とともに各地へ配置し、実際の治安回復につなげられるかが今後の課題となる。

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