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ホンジュラス北部で銃撃事件相次ぐ、警察官含む16人死亡

最初の事件は北部コロン県の農場で発生した。
ホンジュラス警察の特殊部隊(Getty Images)

中米ホンジュラス北部のカリブ海沿岸で21日、武装集団による襲撃事件が相次ぎ、少なくとも16人が死亡した。犠牲者には警察官6人が含まれており、同国で深刻化する治安悪化が改めて浮き彫りとなった。

最初の事件は北部コロン県の農場で発生した。国家警察によると、武装した男たちが農場に押し入り、作業員らに向けて発砲し少なくとも10人が死亡したという。当局は被害者の身元確認を進めている。

コロン県は農地や天然資源に恵まれる一方、長年にわたり土地所有を巡る対立が続いてきた地域として知られる。農業団体や地主、犯罪組織などが複雑に絡み合い、過去にも暴力事件が発生していた。今回の襲撃について、警察は詳細を明らかにしていないが、地元では土地紛争との関連を指摘する声も出ている。

さらに、グアテマラ国境に近いコルテス県でも別の襲撃事件が起きた。正体不明の武装集団が警察車両に待ち伏せ攻撃を仕掛け、警察官6人が死亡した。この中には幹部も含まれていたという。武装集団は現場から逃走、軍と警察が周辺地域で大規模な捜索を続けている。

ホンジュラスでは近年、麻薬密輸組織や武装ギャングによる暴力が社会問題となっている。中米は南米産コカインの北米向け輸送ルートとなっており、犯罪組織間の抗争や治安部隊への攻撃が後を絶たない。政府は非常事態宣言の発令や軍の投入によって治安回復を図っているものの、地方部では依然として犯罪組織の影響力が強いとされる。

今回の連続襲撃を受け、当局は両事件の関連性も含めて捜査を進めている。市民の間では不安が広がり、政府に対して治安対策の強化を求める声が高まっている。

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