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クリミア燃料危機、ロシア当局一般向け燃料販売を停止、ウクライナ軍の攻撃続く

ロシア当局によると、攻撃は夜間に行われた。標的の詳細は明らかになっていないが、複数のインフラ施設が被害を受けたとされる。
2026年6月21日/ウクライナ南部、ロシア支配下のクリミア州(ロイター通信)

ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島で21日、ウクライナ軍による攻撃があり、少なくとも5人が死亡、複数人が負傷した。同時に地元当局は燃料供給の逼迫を受け、民間向けのガソリン販売を停止した。戦争が長期化する中、エネルギーインフラを巡る攻撃と報復の応酬が一段と激化している。

ロシア当局によると、攻撃は夜間に行われた。標的の詳細は明らかになっていないが、複数のインフラ施設が被害を受けたとされる。この攻撃により5人が死亡、28人が負傷したと当局は発表したが、被害の内訳や攻撃手段については詳しく説明していない。

一方、クリミア当局は21日、ガソリン販売の制限措置をさらに強化し、民間向け供給を全面的に停止すると発表した。燃料は今後、治安機関や行政機関など「重要な国家機能」を維持する部門に優先的に供給される。これにより一般市民はガソリンを購入できない状態となり、地域経済や市民生活への影響が懸念されている。

クリミアでは過去数カ月、ウクライナ軍によるドローン攻撃やインフラ攻撃が相次ぎ、燃料輸送路や貯蔵施設が繰り返し標的となってきた。特にこの数週間は攻撃が急増し、港湾施設や燃料関連設備の被害が報告されている。これによりガソリン不足が深刻化し、給油制限や長蛇の列が常態化していた。

今回の販売停止はこうした供給網の逼迫が限界に達した結果とみられる。地元住民の間では生活必需品の輸送や移動手段への影響を懸念する声が強まっていた。

ウクライナはロシア占領地に対する攻撃を「軍事インフラへの正当な作戦」と位置付け、戦争遂行能力の低下を狙ったものだと強調している。一方、ロシアは民間インフラへの攻撃であるとして非難し、双方の主張は平行線をたどっている。

戦況が長期化する中、クリミアはロシア軍の重要な後方拠点であり、黒海地域における兵站の要所でもある。燃料供給の制限は軍事・経済の両面に影響を及ぼすとみられ、今後の戦局にも波及する可能性が指摘されている。

欧州諸国はウクライナによるロシアのエネルギー施設への攻撃を擁護する姿勢を示している。

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