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中米グアテマラ・フエゴ山噴火、1700人避難、警戒続く

国家災害対策調整委員会(CONRED)によると、噴火による人的被害や建物被害は確認されていない。
2026年8月4日/中米グアテマラのフエゴ山(AP通信)

中米グアテマラのフエゴ山(3763メートル)で4日から続いていた噴火活動が徐々に沈静化している。当局は5日、今後数日間は降雨によって火山泥流(ラハール)が発生する危険性が高いとして、周辺住民に改めて警戒を呼びかけた。

国家災害対策調整委員会(CONRED)によると、噴火による人的被害や建物被害は確認されていない。当局は周辺地域・集落向けの避難指示を継続している。

今回の噴火では火口から溶岩や火山灰が噴出した。4日早朝には高さ300メートルに達する溶岩噴出が観測され、火砕流も斜面を流下したため、当局は警戒レベルを引き上げた。主要幹線道路の一部は通行止めとなり、周辺3県が降灰を理由に休校措置を取った。

噴火を受けて、周辺の少なくとも18の集落から約1700人が避難した。一部の住民は火山活動の沈静化を受けて自主的に帰宅したが、CONREDは「噴火活動は続いており、避難指示に従ってほしい」として帰宅を控えるよう呼びかけた。

今後、熱帯性の気象擾乱の影響で雨が予想されており、火山灰や岩石が雨水と混ざって高速で流れ下るラハールが発生する恐れがあるためだ。こうした泥流は家屋や道路をのみ込み、深刻な被害をもたらす危険がある。

フエゴ山は中米で最も活動が活発な火山の一つとして知られる。首都グアテマラシティの南西約35キロに位置し、小規模な噴火を繰り返す一方で、大規模噴火が発生すると周辺住民に甚大な被害をもたらす。2018年には噴火では200人以上が死亡し、約170万人が影響を受けた。昨年の噴火でも予防的な避難が実施されるなど、当局は今回も過去の教訓を踏まえた早期避難を重視して対応した。

防災当局は火山活動が弱まった後も状況が急変する可能性は否定できないとして、住民に対し最新の防災情報を確認し、いつでも避難できる態勢を維持するよう呼びかけている。

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