◎爆発は6日の現地時間午前11時過ぎに発生した。
2022年5月8日/キューバ、首都ハバナ、崩壊したサラトガ・ホテル(Ismael Francisco/AP通信)

キューバ当局は9日、首都ハバナのサラトガ・ホテルで発生した爆発事故について、これまでに35人の死亡を確認したと発表した。

爆発は6日の現地時間午前11時過ぎに発生した。ホテルを所有する国営ガビオタ社(Grupo de Turismo Gaviota)によると、爆発はガスタンクの補充中に発生したという。

キューバ消防局の責任者は国営メディアのインタビューの中で、「24時間体制で捜索を行った結果、新たに3人の遺体を収容した」と語った。

保健省はその後、死者は35人に増加し、20人が入院中と報告した。

サラトガ・ホテルは歌手のマドンナ(Madonna)さんやビヨンセ(Beyonce)さんなどの著名人が宿泊したことで知られるハバナ旧市街の5つ星ホテルで、まもなく改装工事を終える予定だった。

爆発はマルティ劇場、カルバリバプテスト教会、100mほど先にある議会議事堂などにも影響を与えたと伝えられている。

当局は爆発の原因を調査している。

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