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メキシコの人気アヒル「マーリン」が大統領と面会、記念撮影も

マーリンは2歳のアヒル、メキシコシティで飲料販売を営むカルラ・ゴメス(Carla Gomes)さん一家に飼われている。
2026年6月22日/メキシコ、首都メキシコシティ、シェインバウム大統領の足元で記者団の取材に応じるアヒルのマーリン(AP通信)

メキシコの人気アヒル「マーリン」が22日、首都メキシコシティでシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領と面会した。サッカー・メキシコ代表の緑色のユニフォームとFIFAのネクタイを身に着けたマーリンは、飼い主一家とともに大統領府を訪れ、報道陣の前に姿を見せた。FIFAワールドカップ(W杯)の開催で盛り上がる同国において、マーリンは「非公式マスコット」として知られ、SNS上で高い人気を誇っている。

マーリンは2歳のアヒル、メキシコシティで飲料販売を営むカルラ・ゴメス(Carla Gomes)さん一家に飼われている。もともとは一家の仕事に付き添う街の人気者だったが、今月11日に行われたW杯開幕戦でメキシコが南アフリカを破った後、祝賀ムードの中を歩き回る姿が拡散され、一躍全国区となった。愛らしい姿とユニフォーム姿が話題を呼び、多くのファンから「公式マスコットにすべきだ」との声も上がっている。

マーリンはシェインバウム氏より先に会見入り、記者席の正面に陣取り、ドヤ顔で写真撮影に応じた。質問に答えたのは飼い主のゴメスさんで、自らを「働くメキシコの一員」と紹介。一家の日常や生活ぶりを語った。14歳の息子は「マーリンは僕たちの商売のボスだ。いつも後ろから見守っている」と笑顔で話した。

ゴメスさんによると、マーリンは小魚やコオロギを食べるほか、時々グワッグワッと鳴き、日曜日にはタコスを食べるという。客から贈られたアヒルだったが、今では家族の一員として欠かせない存在となった。ゴメスさんは「人生で最高の出来事だ」と語り、マーリンを通じて勤勉な庶民の姿が注目されたことを喜んだ。

シェインバウム氏もマーリンと触れ合い、記念撮影に応じた。シェインバウム氏はマーリンとその家族が「メキシコの家族の象徴」であり、世界に良いイメージを発信していると評価した。会見は終始和やかな雰囲気に包まれたが、一方でSNS上では批判の声も上がった。行方不明者の家族らが面会を求め続けている中で、大統領がアヒルを歓迎したことに疑問を呈する意見が相次いだ。さらに動物保護団体からは、人気動物の流行が安易な飼育や遺棄につながる恐れがあるとの懸念も示された。

それでもマーリン人気は衰える気配を見せていない。W杯を共同開催するメキシコでは、サッカー熱とともにアヒル旋風も広がっており、マーリンは国民的な癒やしの存在としてしばらく注目を集めそうだ。

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