W杯16強入りを決めたメキシコの祝賀イベントで3人死亡、窒息死とみられる
死亡したのは48歳と44歳の女性、19歳の男性の計3人。いずれも市中心部の独立記念広場周辺で意識不明の状態で発見された。
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FIFAワールドカップ北中米大会でメキシコ代表がエクアドルを2―0で下し、16強入りを決めたことを受け、首都メキシコシティで開かれた祝賀の最中に3人が死亡した。地元当局が7月1日、明らかにした。
死亡したのは48歳と44歳の女性、19歳の男性の計3人。いずれも市中心部の独立記念広場周辺で意識不明の状態で発見された。現場で救急隊が救命措置を行ったが、その場で全員の死亡が確認された。当局は死因を窒息としているものの、事故当時の詳しい状況について調査を進めており、それ以上の詳細を公表していない。
メキシコ代表は6月30日、エクアドルに勝利し、40年ぶりとなる決勝トーナメントでの白星を挙げた。この歴史的勝利を祝おうと、試合終了後には数十万人の市民が街へ繰り出し、独立記念塔周辺には約100万人が集まったとみられる。広場や大通りは国旗を掲げるサポーターや花火、音楽で埋め尽くされ、歓喜に包まれた一方、極度の混雑が発生した。
メキシコシティのブルガダ(Clara Brugada)市長はX(旧ツイッター)に声明を投稿し、犠牲者と遺族に哀悼の意を表するとともに、市民に対して節度ある祝賀を呼びかけた。また、市中心部への人の集中を避けるため、別会場で行われたイベントへの参加を促すなど、安全確保への協力を求めた。市当局は救急隊や警察を配置して対応したが、想定を上回る人出となり、群衆管理の難しさが浮き彫りとなった。
W杯では勝利を祝う群衆が一カ所に集中することで、将棋倒しや圧迫による事故が発生するケースが世界各地で報告されている。今回の事故も熱狂的な祝賀ムードの中で群衆の密度が高まり、人の移動が困難になったことが背景にある可能性が指摘されている。
メキシコ代表はこの勝利で16強入りを決め、国中が歓喜に沸いた。しかし、その喜びの陰で3人の命が失われる結果となり、祝賀イベントにおける安全対策や群衆管理の在り方が問われる事態となった。当局は事故原因を詳しく調査するとともに、大規模イベント時の警備・誘導体制の見直しを進める方針である。
