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コロンビア左派議員、次期大統領に米国籍の放棄求める

セペダ氏は声明で、デラエスプリエリャ氏が米国籍を保持したままコロンビア大統領に就任すれば、国家主権や外交政策において利益相反が生じる可能性があると主張した。
コロンビア、大統領候補のセペダ上院議員(左)とエスプリエジャ氏(AP通信)

コロンビア大統領選の決選投票で敗れた左派のセペダ(Iván Cepeda)上院議員は6月30日、右派のデラエスプリエジャ(Abelardo De La Espriella)次期大統領が米国籍を放棄しない限り、新政権を正当なものと認めず、「平和的な市民的不服従」に踏み切る考えを表明した。政権発足を前に、選挙結果を巡る政治的対立が一段と激しさを増している。

セペダ氏は声明で、デラエスプリエリャ氏が米国籍を保持したままコロンビア大統領に就任すれば、国家主権や外交政策において利益相反が生じる可能性があると主張した。また、同氏が弁護士として、米麻薬取締局(DEA)の情報提供者だった元準軍事組織幹部を弁護していたことに触れ、「米国の代理人ではないことを明確にすべきだ」と要求した。さらに、退任するペトロ(Gustavo Petro)大統領を米国へ引き渡さないよう求めた。ペトロ氏については、米ニューヨーク州ブルックリン地区の連邦検察が麻薬密売組織との関係について捜査を進めている。

セペダ氏は「これらの法的条件が満たされなければ、私は野党指導者として平和的な市民的不服従の道を歩み、国家主権を守らない人物の権威を認めない」と述べ、支持者に同調を呼びかけた。一方で、今回の行動はあくまで政治的な意思表示であり、法的効力を持つものではない。選挙管理委員会はデラエスプリエリャ氏の勝利を認定済み、就任式は8月7日に予定されている。

デラエスプリエリャ氏は6月21日の決選投票で約25万票差をつけて勝利した。得票率は49.6%で、セペダ氏の48.7%を上回った。セペダ氏自身も開票結果の検証終了後、敗北を認めていたが、その後、米国籍問題を前面に打ち出し、次期政権への対決姿勢を鮮明にしている。デラエスプリエリャ氏はボゴタ生まれで、米フロリダ州で弁護士として活動した後に米国籍を取得した経歴を持つが、今回の要求に対してはコメントを出していない。

専門家は、セペダ氏の発言には法的な影響力はないが、抗議デモを誘発したり、議会で次期政権の法案審議を妨げたりする口実になる可能性があると指摘する。セペダ氏が所属する与党は上院で最大勢力ではあるものの、過半数には達していない。そのため、今後の政権運営では野党との対立に加え、議会内での駆け引きが一層重要になるとみられる。

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