ザンビア総選挙、開票作業を一時中断、投票所職員への暴力受け
今回の措置により、17日に予定されていた大統領選の結果発表は遅れる可能性がある。
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アフリカ南部・ザンビアの選挙管理委員会は14日、前日に実施された大統領選と議会選について、開票作業を一時停止すると発表した。投票所職員への暴力行為や、開票済みの投票用紙の盗難が報告されたためだ。選管は状況を確認するとしている。今回の措置により、17日に予定されていた大統領選の結果発表は遅れる可能性がある。
今回の選挙では、2021年に就任したヒチレマ(Hakainde Hichilema)大統領が2期目を目指している。ヒチレマ氏は2020年の債務不履行後に進めた債務再編や経済改革を実績として訴え、再選が有力視されていた。一方、野党候補も大規模集会を展開し、勝利への自信を示していた。
選管は現時点で大統領選のデータを発表していない。これに対し野党候補は自陣営が各地の投票所で受け取った情報を集計した結果、自分たちが勝利したと主張し、結果の即時公表を求めている。ただし、勝利を裏付ける具体的な証拠は示していない。ヒチレマ氏はX(旧ツイッター)への投稿で「励みになる結果」を受け取ったとしつつ、国民に平静と忍耐を呼びかけた。
ザンビアでは複数政党による選挙が定期的に行われ、政権交代も含め比較的平和な選挙が続いてきた。ただ、今回の選挙に先立ち、野党側や市民団体からは、野党の活動制限など政治的抑圧が強まっているとの懸念が出ていた。政府はこうした批判を否定している。
ザンビアはアフリカ有数の銅生産国で、重要鉱物をめぐり中国や米国からも注目される。選挙結果の透明性と平和的な確定が、国内の政治的安定だけでなく、今後の経済改革や海外投資にも影響する可能性がある。
