ザンビア大統領選、現職のヒチレマ氏がリード
ヒチレマ政権は2020年の債務不履行後、財政再建や債務再編を進め、経済の安定化を図ってきた。
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アフリカ南部・ザンビアで8月13日に行われた大統領選について、現職のヒチレマ(Hakainde Hichilema)大統領が大きくリードしている。選挙管理委員会が16日に発表した集計によると、全226選挙区のうち105選挙区の結果が判明した時点で、ヒチレマ氏の得票率は54.82%。最大野党側の候補が43%で続いている。ヒチレマ氏が最終的に過半数を維持すれば、決選投票なしで再選が決まる。
今回の選挙は大統領選と同時に議会選、地方議会選も実施された。2021年に就任したヒチレマ氏にとっては2期目を目指す選挙であり、コロナ流行後の債務危機から経済を立て直した実績が有権者に評価されるかが焦点となった。ザンビアはアフリカ有数の銅生産国で、銅価格や鉱業への投資は経済成長を左右する重要な要素となっている。
ヒチレマ政権は2020年の債務不履行後、財政再建や債務再編を進め、経済の安定化を図ってきた。一方で、国民の間には食料やエネルギー価格の高騰、雇用不足などへの不満も残る。マクロ経済の改善が進んでも、生活水準の向上を実感できない有権者が少なくないことが、選挙戦の争点となった。
開票作業を巡っては一時、選挙管理当局が集計を停止する事態も起きた。選管は14日、選挙関係者への暴力や投票用紙の盗難が報告されたことを理由に集計を一時中断。その後、安全上の脅威は収束したとして作業を再開した。
大統領選で過半数を獲得する候補がいなければ、初回投票から37日以内に決選投票が実施される。今後の開票でヒチレマ氏が50%超を維持できるかが最大の焦点となる。
