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コンゴ・エボラ流行、2014西アフリカ流行を超える恐れ、WHOが警告

11日時点の確定症例数は4449人、死者は2061人に達した。
2026年5月20日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州ブニアの医療センター(ロイター通信)

世界保健機関(WHO)は12日、コンゴ民主共和国東部で続く「エボラ出血熱」の流行について、過去最悪だった2014~16年の西アフリカ流行を上回る可能性があると警告した。

西アフリカの流行では1万1000人以上が死亡しており、今回の流行はすでにエボラ史上2番目の規模となっている。コンゴ当局によると、11日時点の確定症例数は4449人、死者は2061人に達した。

今回の流行は5月に正式に確認されたが、遺伝子解析などから実際には2月ごろに始まったとみられている。原因となっているのは、これまでに確認された例が少ない「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスで、このウイルスに特化した承認済みワクチンや治療薬はない。臨床試験では2種類のワクチン候補の評価が進められているほか、既存のエボラワクチンが有効かどうかも検討されている。

感染拡大を加速させているのが、東部の紛争と人道危機だ。流行地域には医療施設が十分に整っていない遠隔地が含まれ、多くの患者が医療従事者の支援を受けられていない。治安上の問題や住民の不信感、誤情報、医療従事者への給与未払いなども対策の障害となっている。WHOは8月6日、アフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)とともに、地域住民が主体となった感染対策を急ぐよう訴えた。

WHOは現在の流行がこのまま続けば今後6~12カ月で感染者数がピークに達する可能性があるとみている。感染経路の追跡や患者の早期発見、治療、住民への啓発を強化するとともに、国際社会からの資金や人員の支援を得られるかが、過去最悪の流行を防ぐ鍵となる。

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