◎この8人は南アフリカ出身で、外出禁止令が出ている際に無許可のバーで売春婦と一緒にいたところを捕まった。
2022年1月28日/コンゴ民主共和国、国連コンゴ民主共和国安定化ミッションの部隊(Moses Sawasawa/AP通信)

国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)の要員8人が性的搾取の疑いで停職処分を受けた。国連が12日、明らかにした。

それによると、この8人はコンゴ民主共和国・北キブ州で拘束され、尋問を受けているという。

国連は声明で、「PKO要員が深刻な不正に関与したという報告を受け、必要な措置を講じた」と述べている。

MONUSCO当局者によると、この8人は南アフリカ出身で、外出禁止令が出ている際に無許可のバーで売春婦と一緒にいたところを捕まったという。

これ以上の詳細は明らかにされていない。

北キブ州を含む同国の東部地域では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。

MONUSCOで活動する要因は約1万2000人。任務は民間人を保護し、コンゴ軍・警察と協力して過激派や武装集団を抑え、国家を維持することである。

しかし、東部地域の紛争はこの数年で激化し、MONUSCOの存在意義を問われる事態になっている。

北キブ州に拠点を置く同国最大の反政府勢力「3月23日運動(M23)」は女性や子供を含む多くの民間人を殺害してきた。

地元メディアによると、M23は今週、北キブ州郊外の集落を襲撃し、中国人2人を含む少なくとも4人を殺害したという。

北キブ州ではMONUSCOの撤退を求める抗議デモが何度も行われ、暴動に発展したこともある。

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