米カリフォルニア州でポケモンカード窃盗事件相次ぐ
高額化するコレクター市場の影響で、ポケモンカードを標的とした犯罪は今後も続く可能性が高く、小売店側には一層の防犯対策が求められている。
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米カリフォルニア州北部で、高額取引が続くポケモントレーディングカードを狙った窃盗事件が相次いでいる。地元警察によると、同州ストックトン市内の2つのカードショップが同じ日の未明に相次いで侵入被害を受け、数千ドル相当のポケモンカードが盗まれた。警察は両事件の関連性について捜査を進めている。
最初の被害は18日の午前1時55分ごろ、市内のカードゲーム専門店「Dragon's Den Games」で発生した。防犯カメラの映像によると、フードをかぶった人物が店内に侵入し、ガラス製の展示ケースを破壊。店内に滞在した時間は1分にも満たず、ポケモンカードだけを持ち去ったという。店主はABCニュースの取材に対し、「犯人はボードゲームには目もくれず、ポケモンカードだけを狙っていた」と語った。
その約1時間半後には、約5.6キロ離れたフリーモント通りの「JNA Collectibles」でも同様の手口による侵入事件が発生した。こちらでは黒いフードを着用した容疑者がバールで正面ドアをこじ開けた後、展示ケースを破壊し、ポケモンカードを奪って逃走した。店主は「たった1分で数千ドルを失った」と被害の大きさを訴えている。
近年、ポケモンカードは世界的な人気の高まりを背景に価格が急騰している。一般的なカードは数ドル程度で取引される一方、鑑定済みの希少カードの中には数万ドルの価値が付くものもある。こうした高額化を受け、米国各地でカードショップや個人コレクターを狙った窃盗事件が相次いでいる。専門家は「これはすべての店舗が抱える問題」と警鐘を鳴らしている。
最初の店舗の系列店は今年1月以降だけで4回も侵入被害に遭っているという。度重なる犯罪被害を受け、店主は約10年間営業してきた店舗を今月末で閉店する決断を下した。
警察は現時点で2件の事件が同一犯によるものかどうかを断定していないが、防犯カメラ映像の解析や周辺での聞き込みを進めている。高額化するコレクター市場の影響で、ポケモンカードを標的とした犯罪は今後も続く可能性が高く、小売店側には一層の防犯対策が求められている。
