◎アフリカでは女子アスリートが襲われる事件が相次いでいる。
ウガンダのレベッカ・チェプテゲイ選手(Getty Images)

パリ五輪の女子マラソンに出場したウガンダのチェプテゲイ(Rebecca Cheptegei)選手がボーイフレンドから暴行を受け、身体の75%に火傷を負い治療を受けている。ケニアの捜査当局が2日、明らかにした。

チェプテゲイさんはケニア在住。警察によると、容疑者はチェプテゲイさんにガソリンをかけ、火をつけたという。

トランス・ンゾイア郡警察の責任者は記者会見で、「容疑者は1日、チェプテゲイさんの自宅でガソリンをまき、彼女の身体に火をつけ、重傷を負わせた」と語った。

それによると、チェプテゲイさんは市内の病院で専門治療を受けているという。

チェプテゲイさんの両親は地元テレビ局の取材に対し、「娘がトランス・ンゾイア郡の住宅を購入したのは、同郡にあるトレーニング施設に通うためだった」と語った。

地元メディアは近隣住民の話しとして、「事件が発生する直前、2人が土地と建物をめぐって言い争っているのを聞いた」と伝えている。

警察は容疑者の身元と認否を明らかにしていない。

アフリカでは女子アスリートが襲われる事件が相次いでいる。

2023年、ウガンダのオリンピックランナー(障害物競走選手)が何者かに刺され死亡した。

2022年にはケニア出身の長距離選手が遺体で発見され、検死の結果、絞殺であることが確認された。

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