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独ホロコースト記念碑刺傷事件、シリア国籍の男逮捕

事件は2025年2月21日、ベルリン中心部のブランデンブルク門近くにある記念館付近で発生した。
2025年2月21日/ドイツ、首都ベルリンのホロコースト記念館近く、刺傷事件の容疑者を確保した警察官(AP通信/ドイツ通信社)

ドイツの首都ベルリンで昨年2月に発生したホロコースト記念碑近くの刺傷事件をめぐり、実行犯を支援した疑いでシリア国籍の男が新たに逮捕された。連邦検察と警察は27日、この男が観光客襲撃の共犯として、殺人未遂および傷害のほう助容疑で捜査対象になっていると発表した。

事件は2025年2月21日、ベルリン中心部のブランデンブルク門近くにある記念館付近で発生した。当時30歳のスペイン人観光客が男に首を刺され重傷を負った。実行犯である別のシリア出身の男は現行犯逮捕・起訴され、その後の裁判でテロ組織への関与や殺人未遂などの罪により懲役13年の実刑判決を受けた。

今回新たに逮捕された容疑者は、実行犯と事件前日に行動を共にしていたとされる。検察によると、容疑者は事件の前日の午後、実行犯と数時間一緒に過ごし、計画の実行を後押しした疑いが持たれている。これにより、単独犯ではなく、事前に意思疎通や支援があった可能性が浮上した。

捜査当局は容疑者の具体的な役割など、詳細を明らかにしていないが、犯行の意思決定や準備段階に関与した「共犯関係」と説明している。容疑者の身元はプライバシー規定に基づき公表されていない。

事件現場となったホロコースト記念碑はナチスによるユダヤ人大量虐殺の犠牲者約600万人を追悼する施設であり、ベルリン中心部の観光名所である。象徴的な場所での犯行は大きな衝撃を与え、ドイツ国内では反ユダヤ主義的犯罪への警戒が一段と強まった。

ドイツでは近年、移民や難民の過激思想に基づく事件が相次ぎ、治安当局が監視と捜査体制を強化している。今回の事件もそうした文脈の中で捜査が続いており、当局は背景にある動機やネットワークの解明を進めている。今後の司法手続きでは、共犯関係の有無と事前計画の具体性が争点となる見通しである。

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