◎警察官は左胸を鋭利な刃物でさされ、搬送先の病院で治療を受けたものの、その日のうちに死亡した。
チュニジア、首都チュニス、在ブラジル大使館近くの通り(Getty Images)

チュニジア内務省は19日、首都チュニスにある在ブラジル大使館を警護していた警察官が男に刺され死亡したと発表した。

同省によると、容疑者はその場で現行犯逮捕されたという。

同省は声明で「容疑者は逮捕の際、別の警察官に足を撃たれ、入院した」と明らかにした。それによると、男は大使館の外で警察官に襲いかかったという。

当局は現場から数百メートルの範囲を封鎖したと伝えられている。

内務省の報道官によると、亡くなった警察官は左胸を鋭利な刃物でさされ、搬送先の病院で治療を受けたものの、その日のうちに死亡したという。

地元メディアは容疑者の息子の話しとして、「父は53歳の教師で、精神疾患に悩まされていた」と報じている。

内務省は声明で「容疑者は公安の監視リストに含まれておらず、テロの可能性は低いとみられる」と報告した。

警察は容疑者の身元と認否を明らかにしていない。

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