◎両国は独立以来、穏やかな関係を維持しており、観光や貿易で互いを支え合っている。
2018年7月5日/アルジェリア・チュニジアの国境検問所(Getty Images)

チュニジア政府は16日、2年ぶりにアルジェリア国境が再開されたことを改めて歓迎し、この夏100万人以上のアルジェリア人観光客が訪れると予想していると発表した。

両国の国境検問所は14日遅くに運用を再開した。両国はコロナウイルスの感染拡大を受け、2020年3月に国境を閉鎖した。

アルジェリアのテブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領も国境再開を歓迎し、観光業の活性化に期待を表明している。

チュニジアの国境警備当局によると、9つある検問所のうち、北西部タバルカの検問所が特に混雑しているという。

各国境検問所には「アルジェリアとチュニジアの兄弟愛に万歳」と書かれた横断幕が掲げられ、15日にはイベントも開催されたと伝えられている。

チュニジア政府によると、2019年に同国を訪問したアルジェリア人観光客は300万人に達し、外国人観光客の3分の1を占めたという。

両国は独立以来、穏やかな関係を維持しており、観光や貿易で互いを支え合っている。

アルジェリアの観光客はチュニジアの海辺のリゾート地や聖地ケルアンを好み、年末年始をチュニジアで過ごす人も多い。ケルアンはアフリカで最初のイスラム要衝地で、8世紀までチュニジアの首都だった。

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